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現代病のひとつである殿様枕症候群とは?

殿様枕症候群は、寝ている間に頭を高くしすぎることが原因で生じる、頚椎の痛みや不快感を指す言葉です。枕を高くして寝ることにより、首や肩への負担が増え、その結果として症状が現れる可能性があります。枕の高さや硬さを調整することが重要です。

枕が高いと脳疾患のリスクが高まる

国立循環器病研究センターの研究によると、特発性椎骨動脈解離が1割上昇するとの事。また、枕の高さが高い程、脳卒中のリスクが高まるとの事。16号整形外科院長で医学博士、また株式会社山田朱織枕研究所の代表でもある、山田朱織氏によると、何もしていない枕の状態から、12cm以上が要注意、15cm以上が地獄ラインと呼んでいるとの事。この両方のラインは、脳卒中のリスクが増える要因となる高さであると、医学的に証明されているとの事。商いをする半面、睡眠に困っている様々な人から依頼を受けるそうで、日々そうした悩みを持つ人々は年々増加しています。また山田氏は枕診断士という異名を持ち、オーダーメイド枕を作る第一人者でもあります。

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自分にとって良い枕とは

山田氏によれば、そもそも殿様枕という名前は、殿様が髷(まげ)や着物が崩れない様に使用していた枕を、城下町の市民が揶揄してつけた為、実際に背が高い枕として使用されていた訳ではないとの事。

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しかし、これが発展して特定の病気になるという明確な関連性は確立されていません。適切な対処や予防策を取ることで、症状を緩和できることがあります。 現代では、の枕が販売されています。また100円~10万円と値段も幅広く、自分に合う枕を探すのも一苦労となっています。自分にとってよい枕とは素材や、固さ、高さが重要ですが、山田氏の見立てによれば、寝返りがしやすいものをまずは選ぶと良いとの事。これからの新生活や新しい枕を購入する際には是非注意したいところです。

POINT

枕の高さが12cm以上で脳卒中のリスクが上がる。

枕が高ければ高いほど脳疾患のリスクがある

リスクの上昇は医学的に証明されている。

枕は寝返りがしやすいものを選ぶと良い。