By 小林製薬
腎疾患により死者が出ている紅麹ヘルプとは何なのか
紅麹コレステヘルプは小林製薬が開発した健康系サプリメントです。米発酵の過程で何らかのカビ菌が混入した可能性が疑われています。悪玉コレステロールを下げて、肥満を予防出来るといった効果があり、機能性表示食品として専門家が許可し、消費者庁に届け出をしています。紅麹コレステヘルプを長い間摂取した、約100人以上の健康被害が報告されており、内4名が腎疾患により死亡しました。腎臓は、体内での余分な水分や老廃物、塩分などを排泄する体内の調和を保つ為の臓器です。
小林製薬によれば、製造の過程で、紅麹が意図しないプベルル菌を作り出したと報告しています。この菌は青カビの一種と言われています。菌類は、厳正な管理をしなければ、有害な毒菌や青カビを生成してしまう場合があるという事が分かります。
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紅麹は1000年以上の歴史がある
紅麹(こうじ)は、米や大豆などの原料を発酵させて作られる日本の伝統的な食品です。赤色の紅麹菌を米と掛け合わせて培養する事で赤くなります。中国や台湾では酒や漢方薬として古くから現在まで使用されています。1000年以上の歴史があり、血流を良くする、コレステロールの調整や血糖値の安定などの効果があると言われています。
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特定保険用食品ではない
特定保険用食品は、国が審査、許可したものだけが表示出来ます。対して機能性表示食品は専門家が許可し、消費者庁に届け出を出したものです。あくまで、企業などが機能性を認めたものという事になります。その製品や薬剤の効能は、開発研究した製薬会社または企業に依存する為、効果が得られなかったり、健康被害が出る可能性があります。
POINT
青カビに類似したものが混入した
紅麹の由来は台湾や中国の漢方薬
機能性表示食品は企業が効果を認めたもの