By Bill Cross

迷宮入り 奈良放火殺人事件の真相は何なのか

2019年11月、奈良県橿原(かしはら)市の集合住宅に住む市民から、マンションに放火されたと119番に通報があり、当時事件であると推測されました。鎮火後に出火元の部屋から見つかった遺体は山岡直樹さん(28)と見られています。死亡推定時刻は午前4時頃。遺体は、燃えた部屋の住人とはまったく接点のない別人でした。首に刺し傷があったことから、殺人事件として捜査本部が全力で捜査を続けています。

不明確な犯行動機

この事件は、犯人の痕跡や行動に不可解な点が多くああります。もっとも有力な手がかりである、放火元となった部屋の住人は、電話も連絡がつかず雲隠れしている状況。住人は男性会社員(20)で、仕事先は事件が起きた当日から欠勤となっており、警察はこの男が犯人と見ていますが、未だに行方を掴めていません。警察の捜査では、遺体となって発見された山岡氏と、この男との接点は無いとのこと。殺害した動機は不明確であり、首に致命傷を負わせておきながら、自らの部屋を放火して殺害するという犯行は猟奇的であり、釈然としません。わざわざ火を使用することから、犯人は、殺害された山岡氏に対して相当な恨みがあった可能性があります。その後の捜査により、男性会社員(20)が所有している車のドアの取っ手やトランクから、遺体の血痕や凶器となった包丁など、犯人となる証拠が見つかりました。さらに山岡氏の住むマンション付近の道脇の壁から、遺体の血痕とメガネが発見されています。以上の内容から、計画的犯行であり山岡氏を車で運んだことが推測できます。さらに、部屋の住人である男性会社員の口座から、現金20万円以上が引き落とされていることが判明しました。その後の防犯カメラの映像などを解析した結果、死亡した山岡氏の自宅周辺を何度も車が徘徊しており、犯人が念入りにチェックしていたことが分かっています。

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事件の真相

いまだ裁判すら行えず、真相は闇の中となっています。しかしながら、プライバシーの配慮から名前は明かされていませんが、犯人は放火の火元となった部屋の住人という線で捜査しているとの事。もし、部屋から第3者の痕跡がみつかれば、犯人は別にいて、部屋の持ち主も殺害されている可能性もあります。それであれば、犯人の部屋が焼けた理由も辻褄が合います。1対多、もしくは三角関係のほうが事件性が強まる傾向にあるので第3者の手がかりを見つけることが、事件解決の糸口になるかもしれません。

POINT

殺害後に部屋ごと火をつけている為、怨恨の可能性が高い。

計画的な犯行で、手助けした第3者が絡んでいる可能性がある。

痕跡があっても、犯人の手掛かりは全くつかめていない。