猛威をふるう新型コロナウイルス 死者は増加、死亡率は2%に減少
2020年1月30日、アメリカ国務省は新型コロナウイルスへの警戒レベルを最大にすることを発表しました。これにより、アメリカから中国への渡航が中止となります。アメリカへ旅行に来ていた中国人観光客は、帰国できなくなってしまうという事態が見込まれます。日本では20名の感染が確認されています。新型コロナウイルスによる死者は、全国で360名に上っていますが死亡率は3%から2%に減少しています。これは、ウイルスの感染力が非常に強く感染者が急速に増えているためです。今まで1ヶ月に2倍のスピードで感染が拡大していましたが、ニュース番組やSNSで広まり、全国的に予防が行われていることから、3分の1に衰退しました。
新型コロナウイルスの正体
北京大学保健科学センターの研究グループによると、新型のコロナウイルスはヘビが感染源であるということが分かっています。また、特効薬の研究過程でコウモリに感染したSARSに似たウイルスであることが判明していますが、それを捕食したヘビに感染し、人へと感染する形態へ変異したと考えられています。その証拠に、コロナウイルスの形状は非常に変わっており、太陽の周りの散乱光のような形であることから、イタリア語で王冠の意味をもつ「コロナ」という名前が付きました。感染源となった中国の武漢市では、市場にヘビが売られていました。
武漢市とは
武漢市は、漢口・武昌・漢陽の3つの商業地帯に分けられます。GDP(国内総生産)は日本の大阪府と兵庫県を足した数に相当するのでとても高いです。それだけ人口が多く、商業が盛んな都市と言えます。今回発生源となった漢口では、イオンやユニクロも展開しています。国外との交通網がとても広いので、これだけ感染が拡大した理由といえます。
今後の拡大予想
2日2日にバンコクのタイ保健省が、新型コロナウイルスによる肺炎の治療で抗HIVウイルス薬と抗インフルエンザ薬を掛け合わせた薬を患者に投与したところ、48時間以内に陰性となり症状が治ったことが分かりました。今後は、その薬が特効薬として採用され、ウイルスが静まっていくと思われます。ただしSNS上では、眼からも感染するという噂があり、突然変異するリスクもあるため油断できない状況です。手洗いやアルコール消毒、人の多い場所に行かないなど、各々の対策で予防をしていきましょう。
POINT
メディアにより、全国的に予防が行われて3分の1に衰退した
武漢市は国外と行き来する為、感染が世界に広まった。
抗HIVウイルス薬と抗インフル薬を掛け合わせた薬が使用される