サイエンス 新型コロナウイルス―

コロナウイルスで川崎病に似ためずらしい症状が見つかる

kotaro -




By Danny VB

川崎病とは



現在、新型コロナウイルスが世界的に蔓延しており、世界で500万人が感染、23万人の死者が出ています。その中でも子供が感染し、川崎病に似た症状が世界各地で報告されています。



21日、アメリカ合衆国・ニューヨーク・NNNの取材にてクオモ州知事が会見を行い、アメリカ全土で行っている抗体検査の過程で、「川崎病」に似た症状を訴える患者が増え始め、米25州で150人以上確認していることを発表しました。イタリアでは、10人が川崎病に近い症状を発症しており、アメリカ・ヨーロッパで子供の死者も出ています。



>川崎病とは
川崎病とは、4歳以下の女児・男児が発症する血管の病気です。血管が炎症を起こし、重症になると、心臓の周りにまとわりついている冠動脈にコブのようなものが出来る場合があります。それによって、体の痙攣や脳症を起こします。発症する根本的な原因は分かっていませんでしたが、イギリスの医学論文によれば、コロナウイルスとの因果関係があることから、ウイルスの免疫による過剰反応で起きている可能性があると言われています。血管の血を固まりにくくするアスピリンの薬を内服したり、適切な治療で治せる病気です。

※他にも発熱、発疹、両目の充血、舌が赤くなる、手足・リンパが腫れるといった症状があります。







By iwona_podlasinska

日本の症例はなし

日本では、川崎病のような症状は報告されていません。国民全員が外出自粛やモラルを徹底し、良い結果となって表れているのかもしれません。しかしながら、海外ではこの症状により幼い命が奪われているので、疑わしい症状がある場合は注意しなければなりません。