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インディーズゲーム市場は爆発的に伸び、内容よりもマーケティングの方が重要に

kotaro -







コラム



「インディーズゲーム」とは、便利なツールを利用し個人や小さなゲーム開発企業が、制作・リリースを手がけて作成されたゲームのことです。安価な値段で楽しめる、というのが特徴です。有名なゲームでは、「マインクラフト」や「UNDERTALE」などがあります。





近年、インディーズゲームのリリースされるタイトル本数が爆発的に増えています。そのため開発者の間では、市場でも「マーケティングがより重要になってきている」と指摘されています。


以下のグラフは、Steam内での年ごとに新しくリリースされたゲームの本数を表したものです。






グラフ
年ごとのリリース本数



2014年から2017年にかけて爆発的に増えているのがわかります。2019年、インディーズゲームのような格安でリリースされるゲームタイトルの中には、質を度外視して見境なくリリースしただけのものも無数に存在します。必然的にゲームの質と1本あたりの価格相場が下がり、市場が飽和状態になりつつあことを開発者は問題視しています。それとは対照的に、開発者の努力によって素晴らしい作品に仕上がったゲームもリリースされています。ですが、そういったゲームですら日々大量にリリースされているゲームの中に埋もれてしまっているのです。






大量のギア
By pexels.com



インディーズゲームの開発者は、せっかく何年もかけて開発したゲームがリリースしてもすぐに新しいゲームの中に隠れてしまうため、マーケティングに専念するという方向へとシフトチェンジする必要があります。例えば、価格を下げたり、プロモーションを行ったり。ゲームの開発には時間を割かず、出来る限りリリースに徹した上で、人気がでたものだけ課金システムを取り入れるなど。こういった方法で開発期間を最小限に抑えることで、クリエイティブで独創的なゲームを生み出す力が価値そのものになります。


現代のゲーム市場はこれまでにない全盛期であり、著しく成長を遂げました。ですが、インディーズゲームクリエイターにとってはゲーム開発そのもののあり方が、新たな課題となっているのです。